はねなし(@hanenashi7)です。
2020年5月25日、緊急事態宣言が5都道県で解除となり、これで全国で緊急事態宣言が解除されたわけですが、経済活動においてはまだまだ鈍く、本格的に戻るのはまだまだ先だろうなと感じている今日この頃。
今日は新型コロナウイルスが流行し、様々な企業で取り入れられた在宅勤務について実際に経験し、感じたこと等を書いてみたいと思います。
これは当初、在宅勤務についてポジティブな記事を作成し、会社のブログにして、販促広告の一つにしようと思っていたのですが、書いているうちにネガティブな点も見つかり、販促的に中々微妙な内容になりそうだったので個人のブログに書き殴る事にしました。
尚、私自身は専門家でもなんでもありません。一個人が書いた雑記と言う事をご理解の上、読んで頂けると幸いです。
画像なんて一切無し!真面目なお話なので、「そんな内容の記事はちょっと…」という方は下の記事でも読んどれ!
在宅勤務について
新型コロナウイルスが流行してからというもの、様々な企業が社員の感染リスク回避のために時差出勤や時短営業、また、自宅で仕事を行う在宅勤務、いわゆる「テレワーク」「リモートワーク」の導入が増えました。
「zoom」や「Google meet」等のビデオ会議ツールを活用する事で、打ち合わせや会議なども遠隔でできるという事もあり、自宅にいながら業務を進めることができるという事から、コロナウイルスが収束に向かいつつある昨今でも、継続してテレワーク業務を推進する企業も増えてきております。
Twitter社においては、新型コロナウイルス対策がきっかけで始めたテレワークについて非常にポジティブな反応を示しており、従業員が望めば永続的に続けられるようにすると発表しましたね。規模としては日本を含む全世界の約5000人の従業員が対象だそうな。
Amazonとマイクロソフトは、2020年10月まで在宅勤務の方針を継続。GoogleやFacebookも、2020年末までの在宅勤務を認めており、今後の状況によっては在宅勤務方針を継続していくとみられます。
在宅勤務を経験してみて
私も今では通常の勤務体系に戻りましたが、緊急事態宣言が発令中においては、週の半分がテレワーク勤務となりました。
実際に自宅で仕事を行うという感覚を持ったことがないため、気持ちの切り替えが大変でしたね。
周りの人間の目を気にすることなく単独で業務をこなす・・・裏を返せば自身の裁量で仕事を進めることができる為、自分自身に対して甘える気持ちも少なからず発生しました。
会社にいる時間よりもサボる時間が増えたと言うことはとても口にする事ができません。
在宅勤務を行うメリット
個人側のメリット
会社への出勤の為の移動時間を無くす事で感染リスクを軽減
雨の日も暑い日も寒い日も外に出なくて良い
満員電車に乗らなくていいという精神的ストレスの削減
鬱陶しい上司の顔を見なくて済む(これが一番大きいのでは・・・)
企業側のメリット
従業員の通勤を無くす事により、通勤にかかる交通費を削減
大規模なオフィスを構える必要が無くなることでテナントの地代(家賃等)やテナントの光熱費を削減
在宅勤務を行うデメリット
「決裁をもらうために稟議書に判子をもらう」、「請求した資料がFAXで届けられた為に確認ができない」等の紙文化でもある日本ならではの理由や、「個人情報を扱う業務の為、テレワークでは限界がある」、「自宅のパソコンのスペックでは今行っている仕事が捗らない」等、物理的な要因等で結局、出勤せざるを得ないというお話も耳にします。
実際に私自身、週の半分の出勤は稟議書に決裁をもらうためだけだったり、個人情報、機密情報を扱う書類の処理を行う為だけに出勤をしておりました。
さすがに個人情報、機密情報等は、万が一の事を考えると怖くて迂闊に持ち運びできません。もし自宅のパソコンがハッキングされたりしてデータが流出でもしたら…と考えると震えて眠れなくなってしまいます。
今もどこかで、会社から抽出したメモリデータを紛失した!なんていう事がもしかしたら起きているかもしれません。
光熱費の増加や個別の経費の発生等、金銭的なしわ寄せが出てくる。
自宅環境によっては通信環境やデスク周りの環境に乏しく、円滑な業務ができない。
結果的にスペックの高いパソコンを買い直したりネット環境の再整備が必要となり、出費が嵩む。
私の場合、基本的にパソコンや周辺機器の使用が主で、現状の環境でほとんどの業務が行えましたが、想定以上の印刷物が発生し、インク代やコピー用紙代が必要となりました。また、当然の事ながら該当月の光熱費、特に電気代金が増加しました。
印刷物が多くなってしまう事ついては今後、改良の余地があると感じています。
在宅勤務が浸透する事で今後どうなっていくのか
働いている人や会社を経営している人、双方にとってメリットが多いと感じる在宅勤務ですが、違った観点から見てみるとどうでしょうか。
日本の経済について
大規模なオフィスは必要なくなる → テナントビルに空室が多くなり賃貸収益が減る。
通勤費が定期代から実費精算 → 公共交通機関は減収となる。
人との接触が減るので当然飲み会などは激減 → 居酒屋等は減収となる。
コロナで経済は低迷する中、政府の補償も微々たるもの。この経験から消費より貯蓄に向かう → お金が回らなくなり企業も業績が低迷、リストラ、失業者が増える。
働いている人について
在宅勤務を有効に活用し、効率の上がった時間でしっかりと色々考えて提案を上げてくる人、ただ与えられた仕事を消化してして、空いた時間を休みと勘違いして過ごす人との二極化が発生するでしょう。
その上で雇用側は従業員に対し色分けをし始めるでしょう。大企業等はRPAやAI等に積極的にシフトし、不要な労働者に対してのリストラが激しく起こっていく。
現状在宅勤務で対応出来ている業種はAIの普及によってかなりの確率で人材が不要になるのでは?
そう言えば1年ほど前に「10年後の仕事図鑑」という、堀江貴文さん、落合陽一さんが対談方式で執筆した本を読んだ事があり、その著書の中では10年後、AIに仕事を奪われてしまうぞなんて話があり「そんな事は無いだろwww」なんて軽く流していましたが、今思えばこの著書に書いている内容は的を得ており、そう遠くない将来、現実的になりそうな気がしました。
最後に
日本社会において在宅勤務は浸透するのかという点において、私は一部の業界は浸透すると考えています。むしろ浸透させることで今後の将来が明るくなるとも考えています。
しかし、在宅勤務が浸透する事は喜ばしい事ばかりでも無いと言う事は理解しておく必要があります。
在宅勤務で生産性が上がる!効率が良くなる!
なんて良く言われていますが、はっきり言って上がるのは作業効率だけでしょう。
個人レベルの作業効率が上がったところで企業の生産性が上がるはずがありません。
質の低いものとか誰がやってもできるものを早く出せるようになることがいいのか?その考えではその企業の力は長期的に見て下がる一方でしょうね。
様々な人とコミュニケーションとってアドバイスをもらって、色んなことに気付いて…そういう時間が企業レベルで生産性を押し上げるものだと思います。
ちょっとした雑談からアイデアが生まれるなんて事もありますしね。(これ結構重要じゃない?)
会社行かなくて楽でいいじゃない…
結果的にそれは巡り巡って最後は私たちのしわ寄せに成りかねないかもしれません。
結局のところ、自分自身を守ってくれるのは自分だけ。
良い点あれば悪い点もあるという意味ではどういう状況に置かれても生き残る為には自分自身で考え、行動しする事が大切だと感じました。
なーんて言いつつ、最後にこれだけは言わせて
「よし!来月から全員出勤に戻せるぞ!」
なーんて喜んでる経営者は滅びて良い
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