皆さんこんにちは、はねなし(@hanenashi7)です。
普段、お仕事等で革靴を履いている方も多いと思います。
その履いている革靴は綺麗にお手入れされていますか?

「おしゃれは足元から」や「足元を見る」なんて言葉がありますが、靴を綺麗に維持することは非常に大きなメリットを生み出してくれます。
ここでは私が過去に体験した革靴に関してのエピソードや、革靴を綺麗に維持したほうが良い理由等を紹介させて頂きます。
これを読んで革靴に対しての見方、考え方が変わってくれれば幸いです。
私自身が体験した革靴についてのエピソード
当時の靴に対しての扱い方や考え方
私がまだ社会人になって間もない頃、外回りの営業が中心だった為、あっという間に磨り減っては買い替えていくというサイクルを3ヶ月~6ヶ月スパンで行っておりました。
店頭で買うと5,000円~15,000円程度で買えるビジネスシューズ。
稼ぎも少なく、出費は限りなく抑えたい私にとって優先順位は自ずと低くなり、履けるか履けないかギリギリのラインになった所でYahoo!オークション等で仕入れておりました。

今でもそうですが、安い革靴であれば、あわよくば3,000円前後で購入することができます。
非常にありがたい事でした。
取引先のお偉いさんに靴に関してお叱りを受ける
営業をかけていた取引先との話が最終段階まで進み、決裁権者交えての最終交渉の席でのお話です。
担当として抜けがあってはならない!
気負っていた私はその日、クリーニング直後のシャツ、スーツ、勝負ネクタイをチョイスし、資料も万全で挑みました。
しかし、交渉の途中、相手方のお偉いさんに指摘を受けます。
「はねなし君、お話に入る前にちょっといいかな、率直に言うが私は靴が汚い営業マンとの付き合いはせん。あなたはきれいなスーツで見た目は良いんだが・・・」
全員の視線は私の穴の空きそうなボロボロの革靴に集中し、その場の空気は凍りつきました。
すかさず上司が機転を利かせ、交渉に入る前に出直し、後日再交渉となりましたが、その相手方との取引は結局成立しませんでした。
靴に対しての考え方が変わる
その件があってから、私は革靴に対しての考え方等の記事を読み漁りました。
そこでたどり着いた一つの結論
「革靴を見ればその人の仕事の力量を伺いしれる」
靴の扱いを疎かにしている人は表向きの仕事はできても掘り下げていくと必ずどこかでボロが出る。当時の私に当てはめて考えてみたらそのままだと痛感しました。
そして仕事用の革靴を数足新調し、ローテーションで履いていくという今のスタイルに変わるまでに時間は掛かりませんでした。
革靴を綺麗に維持したほうが良い3つの理由

1・革靴の寿命が延びる
一日履いた靴というものは汗で非常に蒸れており、革靴が吸収する汗の量はコップ1杯程と言われ、完全に乾燥するまでは約2日ほど掛かると言われています。
その汗が乾く前に履くと、足元は湿気が多い空間に包まれたままとなり、結果臭いの原因になったり、カビが発生する原因にもなります。
また、水分を多く含んだ革は強度も弱くなり、劣化が早くなる原因にもなります。
つまり、きちんと乾かして使用するという事は、上記の問題が起こる可能性を減らすという事にも繋がり、結果的に靴の寿命の延ばす事に繋がります。
2・自分に自信が持てるようになる
綺麗な靴を履いていると爽快感に満たされ、不思議と自信が持てるようになります。
「そんなバカな」と言う人が居るかもしれませんがこれは革靴を綺麗に維持している人だけがわかる不思議な感情です。
3・周りからの印象がマイナスに働かない
こちらは外的要因部分です。
綺麗な靴を見て嫌な思いをする人はいるでしょうか?
むしろ、綺麗に維持している人に対しては「この人ならきっちり仕事をこなしてくれるかもしれない」と言うポジティブな反応を受けることができます。
残念ながら汚い革靴はマイナスに働くことがあっても、決してプラスに働く事はありません。
「足元を見る」ということわざ
皆さん耳にした事があると思います。
これは「昔の宿場で駕籠舁や馬方が旅人の靴の状況からその人の身分や疲れ具合を判断し、値段やサービス内容を決定していた」という事が語源ですが、現代でも職業柄、足元を見ると言われている方は沢山います。

銀行マンやホテルマン等は初対面の時に癖で足元を見るという話は良く耳にしますが、ホステスのママはその人の靴や財布等をチェックして身分や会社での役職を推測し、上場企業の役員秘書は、その相手方が取引に値するかどうかの第一チェックポイントとしてまず、足元を見るなんて話もあります。
実際に、私の取引先に一社、ホテル業界の企業がありますが、そこでは「必ずお客様の足元(靴)を見る癖をつけるように」という内容の研修が組み込まれているという話を聞きました。
今も昔も変わらず、足元と言うのは常に見られてしまうポイントなのです。
最後に
「革靴 綺麗」や「革靴 手入れ メリット」いうようなキーワードで検索すると似たような記事が五万と出てきます。
それだけ革靴に対して気に掛けている人、実際に見ている人、靴だけで判断している人が多いという事だと思います。
私は過去に汚い革靴を指摘され、仕事が出来ないと判断された結果、交渉不成立という出来事を経験しました。
もし、しっかり手入れをした革靴を履いていればその取引は成立していたでしょう。
その出来事を経験してから革靴に対しての意識を払うようになり10年近く経ちますが、今のところ足元が原因となって仕事の影響がマイナスに働いた事は一度もありません。
不思議なことですよね。

この記事を読み、少しでも革靴に対しての考え方に変化があった人は直ぐにでも革靴のお手入れを行い、いつ何時、誰から見られても自身の持てる足元にしてみてはいかがでしょうか。
ジョン・ロブやエドワードグリーン等の革靴を用意する必要はありません。そういった10万円以上もするハイブランドの革靴を履いていても結局お手入れしなければその辺のショップで売っている安物の革靴と変わりません。
実際に履く靴の値段が安くても良いのです。
靴の値段よりきちんと手入れされているかどうか、この1点のみ!
一度メンテナンスした革靴を履く事に慣れてしまうと、もうボロボロの革靴を履くことに抵抗感が生まれること必至ですよ。
-2020.5.30追記-
色々と革靴について記事を作成しましたので宜しければこちらもご覧ください。
コメント失礼します。
あまり気にした事がなかったのですがこの記事を読んで自分自身と他の人の靴が気になり、見てしまうようになりました。
確かに仕事が出来る人の靴は綺麗にキープされていて納得でした。
自分自身、良い靴を履いてる訳じゃありませんがこれから気をつけてみたいと思います。
色々と思い知らされる内容ばかりで非常に参考になる記事をありがとうございました。
コメントありがとうございます。
私の場合は幸いにも指摘して頂けた存在がいたのでラッキーでした。
人の価値観はそれぞれですが、普段目立たないところもきちんと気にかけている人は内面も非常に出来ている人が多いと思います。
オシャレは足元からとも言いますので是非、きれいな足元をキープし続けたいものですね。