久しぶりにWordPressにログインした時にパッとダッシュボードで様々な通知が出てきたのですが、ほとんどがプラグイン等の更新通知によるものでした。
しかし1つだけ、サーバー側を弄らないと消えない通知があり、それが「PHPの更新」というもの。
調べてみたところ、このサーバーのPHPは7.3でしたが、現在は8.2までアップデートされているようです。(2024年5月1日時点)
今回はPHPのバージョンアップについて、備忘を兼ねて紹介します。
はじめに
PHPは約一年ごとのスパンで、セキュリティ対策やバグ修正が行われたアップデート版がリリースされています。
一般に広く普及しているWordPressもPHPで書かれたCMSのため、PHPのバージョンが古くなってくると、ダッシュボードに「PHPの更新を推奨」といった警告が表示される場合があり、急ぎ対応に迫られているといった方もいるのではないでしょうか?
今回、私のWordPressのダッシュボードでは↑のような通知が来ていました。
Webサイトで使用しているPHPは自動で最新版にアップデートされるわけではなく、各自手動でアップデート作業を行う必要があります。
手動での作業といってもmixhostのようなレンタルサーバーを利用されている方は、特に難しい作業は必要ありません。
順を追って丁寧に作業をすれば、10分程度で作業を終えることができます。
そこで、今回は私も利用しているmixhostでPHPのバージョンを更新する方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもPHPって何?
なるほどわからん(´・ω・`)
PHPとはWeb開発に特化したスクリプト言語で、サーバ側の処理を記述するのに適しています。との事で、プログラミング言語の中の1つのようですがプログラマーでもない僕にとっては解説を読んでも難しい日本語と英語が並んでいるだけで全く理解できませんでしたw
こんな知識が無くてもブログ運営はできますのでググってサクッと終わらせましょう(`・ω・´)
プラグインやライブラリがバージョン対応しているかチェック
PHPのバージョン更新を行うと、Webサイトで使用しているプラグインやライブラリとの噛み合わせが悪くなり思わぬバグを引き起こす原因となる可能性があります。
もし上手く噛み合わず、そのまま進めてしまうと….
サイトを開いた瞬間、上のような表示のみになってしまいます。
WordPressも例外ではありませんので、必ず、公式サイトからサポートしているPHPのバージョンを確認しておきましょう。
WordPressバージョン | PHPバージョン(動作環境) | PHPバージョン(推奨環境) |
6.0 – 6.1 | 5.6.2 – 8.1 | 7.4以上 |
5.9 | 5.6.2 – 8.1 | 7.4以上 |
5.7 – 5.8 | 5.6.2 – 8.0 | 7.4以上 |
5.6 | 5.6.2 – 8.0 | 7.4以上 |
5.5 | 5.6.2 – 7.4 | 7.4以上 |
5.3 – 5.4 | 5.6.2 – 7.3 | 7.3以上 |
5.2 | 5.6.2 – 7.3 | 7.3以上 |
5.0 – 5.1 | 5.6.2 – 7.3 | 7.3以上 |
4.9.5 – 4.9.x | 5.6.2 – 7.2 | 7.2以上 |
基本的にインストールされているWordPressのバージョンに合わせて、上記表の「PHPバージョン(推奨環境)」に合わせるようにPHPを更新すれば問題ないと思います。
そもそもPHPの更新は必要なのか?
そもそもこの案内が出てから1か月程放置していましたが、今のところ不具合は出ていません。
このまま放置していても問題ないのでは?と思っていましたが気になるので調べてみました。
という事でサーバーの管理画面に飛んでみましょー
mixhostでPHPのバージョンを更新する手順
cPanelにログイン
mixhostのマイページから「cPanelにログイン」をクリック。
「MultiPHPマネージャ」でバージョンを変更する。
cPanelのページに遷移しましたらページ真ん中下寄りにの「ソフトウェア」項目にある「MultPHPマネージャー」をクリックします。
①バージョン更新したいドメインにチェックを入れて、右上にある②「PHPバージョン」から任意のバージョンを選択、「適用」をクリックしてください。
バージョン更新がされると下記のようなメッセージが表示されます。
PHPバージョンの確認方法
wordpressでPHPバージョンを確認する方法を紹介します。
ダッシュボード上の左メニューの「ツール」→「サイトヘルス」を開きます。
「情報」タブにある「サーバー」をクリックしてください。
「PHPバージョン」が表示されますので、更新後のバージョンになっているか確認してみてください。無事にPHPのバージョンが変更されていることを確認できましたね。
【最後に】
今回はmixhostを利用している方に向けて、PHPのアップデート方法を紹介しました。
Webサイトの脆弱性に対するセキュリティ対策や表示速度の高速化などPHPの更新はメリットも大きい上に、WordPressやその他ライブラリへの対応としても必ず必要な作業になってきます。
今回ご紹介したようにレンタルサーバーを利用している方はとても簡単にPHPを更新することができます。
Webサイトの保守として定期的にチェックしておくと良いと思います。