うわ~雨でびしょびしょになっちゃったよ…
こんばんわ、はねなし(@hanenashi7)でございます。
これからの梅雨の季節、1日雨の日もあれば予報見て「今日はイケる!」なんて思ってても突然降ってくる雨。
なーーんて事はよくありますよね。
皆さん、雨の日で濡れてしまった革靴はどうしていますか?
脱いだ後玄関でそのままにして、翌日も同じ革靴履いて仕事に出たりしていませんか?
皆さんの大事な革靴を長生きさせる為に、今日は雨の日の革靴について書いてみたいと思います。
濡れた革靴をそのまま放置するとどうなるか
ここに一足の革靴があります。ええ、つい先日、お手入れしたばかりの革靴なんですが、見事に土砂降りの雨にやられてしまいました。
もう今にも反り返ってしまいそうな程型崩れを起こしてしまっていますね。
こういった革靴はそのままにしておくと、革が水分を吸収し柔らかい状態になってしまい、多湿の状態となる為、カビが生える最高の環境が整います。
革の表面では白カビが、インナーでは臭いカビが発生するのです。
また、履きジワの部分から型崩れを起こし、水垢の跡の様なシミが残ります。
型崩れについて
水分を多く含んだ革靴はとても柔らかい状態となり、その状態で衝撃を受けると様々な方向へ伸びやすくなります。伸びてしまった革がそのまま乾燥すると、強度が下がり、そこから亀裂が発生したりし、結果破れの原因にもなります。
上の濡れた革靴を見て頂けるとわかりますが、普段そんなに深くない履きジワがくっきりと残っている状態です。
革靴は少しずつ少しずつ馴染む事で自分自身の足にピッタリとフィットした形状になります。
しかし上のような状態で1日放置すると、履きジワの部分がそのまま元に戻らなくなり、次に履いた時に大きく変形した状態で履くことで非常に大きな違和感を感じることになります。
革が柔らかくなるとどうなるのか
上で書きました通り、伸びやすくなるのと、強度が大きく下がります。
ソール(革底)が本革の革靴を例に例えるとわかりやすいのですが、水分を多く含んだ状態で一日外を歩くと、高確率で穴が開きます。
そしてそこから水がインナーまで入り、汗と汚れと水分が調和され、くっさいくっさい足回りの環境が完成していまいます。
足が臭い人はこういった点を改善すれば良いかもしれませんね。
雨で塗れた革靴は直ぐに乾かす
では、実際に雨で塗れてしまった革靴はどうしたらよいのか。
方法は至ってシンプルです。
「シューキーパーを突っ込んでティッシュやタオルで水分を拭き取り、湿気の少ないところで自然乾燥させる」
はい、これだけです。
シューキーパーを入れることで型崩れを防ぎ、水分を拭き上げる事で革への吸収を防ぎます。
また、湿気の少ない所で乾かす事によってカビの生えにくい環境にします。
乾燥は2~3日行う
湿気の少ない所で乾かすとの事ですが、どうしても完全に乾燥するまでは数日掛かります。
一日程度の乾燥では100%の状態には戻っていないので注意しましょう。
乾燥後、お手入れを忘れずに
しっかり乾燥させたその革靴ですが、より万全な状態とする為に、是非、一つ工程を加えてください。
それは革クリームを塗布すると言うことです。
乾燥させた革靴ですが、油分が飛んでしまい柔軟性が無く、脆くなってしまっています。
濡れた状態程ではありませんが、乾燥した状態で履いていると思わぬところから革が破れたりします。
一度革が破れてしまうともう元には戻りませんよ!
乾かす上でやってはいけないこと
明日も履かないといけないし早く乾かしたくて乾かしたくて・・・
そうだ!乾燥させるなら手っ取り早い方法あるじゃん!ドライヤーを使おう!
それ、絶対にやめましょう。
もしかしたらやった事ある人、現在進行形でやっている方いるかもしれません。
これは革靴にとって最も最悪な乾燥方法です。
何でと思う方、結論から申し上げると、ドライヤーを使用するとその革靴にはくっきりとシミが残り、型崩れしたままの状態となります。
一気に水分を飛ばしてしまうという事についてドライヤーは最高のツールなのですが、
型崩れしたまま一気に水分を飛ばすのでそのまま形状記憶で元に戻らない!そして、満遍なく温風をかけることは不可能なので一部分だけが乾いてしまいくっきりとしたシミが大量発生!
と、最悪な状況となってしまうのです。
最後に
革靴にとって雨というのは天敵です。
理想は「雨の日に革靴は履かない」という事なのですが、中々そういうわけにもいきませんよね。
雨で濡れてしまってもその後の処理がちゃんとできていればその革靴の寿命が縮まることはありません。
しかし、面倒になって怠ってしまう事で何年も履ける革靴が「たった半年で使い物にならなくなってしまう」なんていう事もザラにあります。
生かすも殺すも結局はオーナー次第。
せっかく買ったそのお気に入りの革靴、きちんとお手入れして末永く履きましょう。
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